大森靖子×yogee new waves騒動で、 やるせなさが拭えない方へ

(騒動の今日までの道程は省略します、

近く書く予定です)

色々あったおかげで、

yogee new wavesも大森さんも、
私は騒動前より好きになってしまいました。

言いたいことは一旦おさえて
きちんと事実を詳細に公にした上で謝罪し、
まるで魔法かと思うほどの、
ピースなyogeeのムードをいち早く取り戻そうとしたyogee new waves。

かたや、
ボロボロになりながらファンと向き合い続けた結果、
ファンを守り抜こうと死ぬ気で戦ってしまった、
マジメすぎるほどにマジメな大森靖子さん。


社会的な是非は一旦置いておいて、
両者ともあまりにらしすぎて、
一種の"おかしみ"や、
どうしようもない"かなしみ"すら感じます。

私は今回の件に関して
yogee new waves側からは謝罪があったにも関わらず、

yogeeの音楽を
「魔法じゃなくてインスタ映えで疲れた」
「クソミュージシャン」
と発言した
大森さんサイドから謝罪がないことは、
社会人としてどうかと思っていました。



でも、このツイートをみたら、
靖子ちゃんが謝罪しないことがどうでも良いと思えるくらいにファンが靖子ちゃんを愛してしまう気持ちが、
ただただ愛してしまう気持ちが、全てではありませんが、理解できました。

(※twitterの画像をクリックしてお読みください)

大森靖子は普段からtwitterでファンを相互フォローし
DMを用いて交流をしており、
そこに集められた無数の生きづらさ、
生へのどうしようもない絶望と希望を一手に引き受けて歌っていた。

誤解を恐れずに言うと、私はそれを、 
狂っているのかと思えるほどの責任感の強さだと思う。
無数のファンに対してクローズドで一人一人としっかり向き合い交流せねば、
自分の音楽家としての責務は果たせぬ、とでも言いたいのだろうか。 

だとしたら、ただただ恐れ入るばかりである。

簡単に「理解した」と言うことが躊躇われるほど、
大森さんに向けられた、たくさんのたくさんの気持ちたち。

死にたくなるような夜を
経験したことのある人間ならば誰しもが、
少しは共感できるのではないでしょうか。

彼女がなりふりかまわず怒り散らさざるを得えなかった理由を感じとるに足るツイートだと思います。

彼女は彼女なりに死に物狂いで戦ってしまい、
今はきっと相手を理解して受け入れて、
公に謝罪する体力なんて残ってないのでは、と想像しています。

私は社会的な節度を棚に置く人間がすごく苦手なはずでしたが、
そんな自分の中での「譲れないもの」を破壊されかねないくらい、
大森靖子の戦い方は強烈な印象を残します。




また一方で、このツイートを見たら
大森側からの謝罪なきことがどうでも良いと思えるくらいに、
yogeeがピースを希求する気持ちの強さを感じました。


yogeeの「音楽は魔法だよ」発言がもし、
前のステージの文脈をや空気をもっと慎重に踏まえたものだったら、
換えのベースを用意していたら・・・

もしyogeeのこれらの行動が違うものだったとしたなら、
そもそも大森さんの「クソミュージシャン」発言自体もなかったわけだから、
発端となった自分たちが謝罪します。
だから、それでもう普通に戻りませんか?

yogeeのあのタイミングでの謝罪文の発表は
そんな気持ちが込められているような気がして、
それをyogeeらしい優しさなんだと私は勝手に解釈して、
心がとても軽くなりました。それこそ魔法みたいに。

何より、いろんな人たちが、
いろんなチカラでピースフルな空気に
昇華しようとしていることに、
その小さな優しさを見つけるたびに、
心を打たれています。




音楽は、魔法ではない。




でも音楽は、私にとって、
やっぱりまるで魔法のようだ。





だから、もういいのかな・・・。

そう思うことにして、
また元気に日常に戻ることにしました。




今回の件に関して、
たくさんの音楽ファンの方と
お話をさせていただきました。

ヨギー・大森さん両者のファンである私には
今回の騒動は最愛の両親がケンカしたみたいな、
断絶されるような辛さがあり、
一人ではまったくうろえることしかできませんでした。

そんなとき、両者のファンであるたくさんの方々が色んな方法で発信し、
間接的にですが、支えてくださいました。

おかげで様々な解釈を得ることができ、
これをキッカケとし、
今までより更に
じっくり好きな音楽に向き合う機会を得ることができました。

ただ辛かっただけの時間が、
とても有益な時間に変わりました。

それは魔法みたいに。

両者のファンとも、心の優しい方が
たくさんたくさんいらっしゃいました。

今回の「音楽は魔法」論争に触れて
改めて双方の音楽を聴くと、それぞれに新しい発見があり、

その発見を元に、日常生活の凝りがほぐれたりもして、
今までわからなかった人の気持ちが
少し理解できるようになったり、
また地球が少しキラキラしました。

明日から、またがんばってみたい、そう思えた。

これだから音楽は楽しい。

私を素晴らしい人たちに引き合わせてくれた、
素敵な音楽たちに心からの敬意と感謝を以て、この文章を閉じたいと思う。